入院まであと1週間。
甲状腺癌の場合進行が遅いこともあって
病気の割には手術までに時間が空きます。
私の場合は2月末に画像で確認し、手術は10月末です。
良くも悪くも、この8か月間は色んな事を考えさせてくれました。
考えるだけでなく、今思えば自分の気持ちも
大きく揺らいでいました。
ようやくここへ来て気持ちの平静を保つことが出来るようになりました。
この気持ちの変化をまとめておきたいと思います!✋( ◜௰◝ )
1.驚き 「まさか自分が!」
「え!?」Σ(゚Д゚)
「え!?」Σ(゚Д゚)(二度見w)
まさか自分が癌になるとは微塵も思っていなかったので、驚愕しました
過去の生活習慣は酷かったものの
近年は
- タバコも減らし
- 酒も減らし
- 糖質も減らし
- 筋トレも続け
- 脂肪の多い食事も減らし
- 体重変動もなく
健康診断も「A」いっぱいのものを数年受け取ってたのです。
仕事のストレスやコーヒーの量は結構増えてましたが、会社でも
「健康の鏡」
(▭-▭)✧
的な目線を受けていたので伝えた社員からは
「まさか!」とのコメント多数でした
(健康診断の存在って・・・)
2.割り切り 「何とかなるべ」
驚きの後、先生から特性を聞いたところ
まあ、癌の中でも進行が遅くおとなしいそうで、少し安心しました。
医者「手術日いつにしよ~か~?」
医者「来年でもい~よ~」乁( ˙ω˙ 乁)
みたいな感じで切迫感が殆どない診察でした・・・
(若干イラつく)
とりあえず説明を聞く感じだと
多少切開して
石ころを切って除去すれば普段通りに戻れるんだな~
と高をくくってました。
しこりがあって、なんだか突っかかっている感じがしたので
「これを取って楽になるんなら手術してもらお~っと」
とその時は軽く思ってました。
(~ ˙ª˙ )~
3.不安 「どうなるの?」
念のためと思い、甲状腺がんについて色々と調べると・・・
- 転移する可能性がある
- 甲状腺全摘の場合薬を一生のむ
- 神経麻痺がおこる
- 特定の病院以外実績が少ない
「ただ切除すりゃあ良いってもんじゃないんだな・・・」(((゚〰゚)))
と少し不安になってきました。
さらに追い打ちをかけるように、エコー検査の時に
「リンパが腫れているね~」
(。・ω・)y-゚゚゚
とリンパの転移も疑われだしました。
最も怖かったのは、手術の際に反回神経の損傷で声が出なくなる可能性がある
という点でした。
営業の仕事を15年続けてきて、人と話をすることやプレゼンをすることが仕事でしたし、これから先も絶対に必要になります。
それがこの手術で今まで通りに戻らなくなると考えると
「自分には何が出来るんだ?仕事出来なくなるんじゃないか?」
と不安はどんどん大きくなってきました。
4.落胆 「後悔しかない・・・」
もっとも後悔しているのは「保険」です。
金の事かよ!
と思うかもしれませんが
スーパー健康体だった私は
過信しすぎて、親が勧めて加入していた生命保険も3年前に解約しました
世間話の中で保険の話などが出てくるのですが
「結局保険屋が儲かりたいだけのシステムだろ」
( ˘꒳˘)
と、健康を盾に情報シャットアウトしていました。
家を買った際に付けた団信も「死ねばチャラ」になる保険でしたが
「がん診断特約」が付いてるものではありませんでした
実は3年までに生命保険を解約した際に、団信をアップグレードさせようと
ローンの借り換えをしました。
ですが、借り換えが時期が早かったようで
そこのローンの「がん診断特約」は私が借り換えた半年後に開始されました
( っ゚、。)っ
既に疑いが出ている状態で加入できるわけもなく、落胆しました。
後で保険会社の知人からは
「良い保険に入ってたら5000万くらいはいったでしょうね」
と・・・
自分のことを自分がよくわかってなかった。
世の中の事も全然わかってなかった。
悔しすぎてしばらく仕事に力が入りませんでした。
(╥﹏╥)
5.前進 「大切なものは何か」
落胆してしばらくは色々と考える事がありました
もっと体に気を使っていたら・・・とか
もし保険に入ってたら・・・とか
もっと世の中のことを勉強していたら・・・とか
ですがある時、子供(+妻)の無邪気な寝顔をみていると
「あれ?」
「癌がどうとか、お金がどうとかも大事だけど、子供たちがこんなにもかわいくいて元気なだけで俺幸せだわ」
( ˘-˘ )ジーン
今までの人生で、間違った判断をいっぱいしてきて、寄り道してきて、こんな状態になっちゃっている自分だけど、お金より、自分の体より、こいつらのことが一番大切!
と勝手に感動してました。
その翌朝
子供たちはパパの喉元を狙ってパンチをしてくるのでした(`・∀・´)/オリャー
こ、甲状腺はやめて・・・
6.覚悟 「何事にも意味がある」
あんまり本は読まないのですが、考えている期間に読んで感動した本があります。
ビジネス書なのですが、著者の田坂先生は、若いころに大病を患い
そこから奇跡的に回復して素晴らしい偉業を成し遂げた方です
この先生の本は、昨今の軽いビジネス書にありがちな
「キャッチ―な言葉で効率的に、手っ取り早く、テクニックを学ぶ」
とは正反対で
「重く難しい言葉だけど、詩的で心にスッと染み込む
読んだ後に心が静かに、でも命の暖かさを感じるような本です。」
人は逆境を避けられない。
しかし「人生で起こること、すべてに深い意味がある」
と思い定めるならば、その逆境は、自身を大きく成長させる最良の機会になる
病気になってから気づかされることがたくさんありました。
病気もある種の「修行のチャンス」かなと思っています。
いまこの逆境を乗り越え強くなることで、仕事も筋トレも今まで以上に頑張れるような気がしています。
心の準備は整いました、来週から修行がはじまります!
(ง •̀_•́)ง
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今日も皆さんが元気でありますように♪
引き続き「ちょっとだけ元気になれるブログ」を続けていきますので今後もお付き合いください(⌒∇⌒)